「リー・ミンウェイ」によるギャラリートークに行ってきました

ニューヨーク在住で台湾出身のアーティスト、リー・ミンウェイ(李明維)の日本初個展「澄・微」(Visible, Elusive)を開催。その作者「リー・ミンウェイ」によるギャラリートークがあり、参加しました。

最初、想像していたのはギャラリートークなので,実際の展示物の解説かと思ったら、まるで違いました。リーがこれまで行なってきたプロジェクトについて、丁寧な説明が始まったのです。

彼のアートは、他者とのコラボレーションによって成り立っているといいます。たとえば、スリランカから、一枝の菩提樹を切り取って、それをオーストラリアに移植する。の菩提樹というのは、お釈迦さまが、悟りを開いたといわれている木が、弾圧により、倒され、焼かれてしまう前に、お姫様が一枝折って、スリランカに伝えたといわれている、由緒あるものです。これには実現まで4年もの時間がかかったそうです。

アーティストというのは、自我の強い人と思われがちですが、リーは、穏やかで、そして、内面は強い意志を持っている人だと思いました。

■リー・ミンウェイ展 澄・微
主催:株式会社資生堂
会期:2012年8月28日(火)~10月21日(日)
会場:資生堂ギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
Tel:03-3572-3901 Fax:03-3572-3951
平日 11:00~19:00 日曜・祝日 11:00~18:00

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