今年は、植物分類学の牧野富太郎博士の生誕150年

日本の植物分類学の礎を築いた牧野富太郎博士は、高知の生まれだったのだ。ことしがその生誕150年にあたり、さまざまなイベントが開催される。makino

中でも目玉とよべるのが、「牧野富太郎の道を歩く」植物ガイド養成講座。年に5回程度の予定です。受講料は無料。

問い合わせ先: 大月町商工会 0880-73-0135

この機に四国に行くのも楽しい。全講座を制覇できたら、植物についても詳しくなるのでないか。小石川植物園をみたので、野外実習がしてみたい。知らない方のために、博士の略歴を載せておく。

■略歴
牧野富太郎博士は、1862(文久2)年4月24日、現在の高知県高岡郡佐川町に生まれた。土佐の豊かな自然に育まれ、幼少から植物に興味を持ち、独学で植物学の研究を続ける。22歳で上京し、東京大学理学部植物学教室で植物分類学の研究に打ち込む機会を与えられた。

1887年に友人と 「植物学雑誌」を創刊、同誌上に共著で記載したヤマトグサは日本国内での最初の新種発表となる。94年の生涯において収集した標本は約40万枚。新種や新品種など約1,500種類以上の植物を命名し、日本植物分類学の基礎を築いた一人として知られている。

東大講師辞任後1940年には、現在でも研究 者や愛好家の必携の書である『牧野日本植物図鑑』を刊行。1953年に東京都名誉都民。没後、文化勲章受章。

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