昔は、ある年齢になったら何もできないと本気で考えていた。たとえば結婚する時期、習い事をする年、ひとりで海外にでかけること、勉強することなどなど。
でも、冷静になって考えてみれば、いつだってどんなときだって、挑戦できるのだ。
渡辺千賀さんがいわれていたように、今できないと思うことは、5年後はさらに困難になる。だから、思い立った今、挑戦すべきなのだ。
そう思うと、アンテナを張っているので、楽しいことが次々と舞い込んでくる。着物の着付けに続き、日本舞踊の体験コースに通いはじめた。
源氏物語の講座が始まった。京都の能楽師の繋がりで、松濤の観世能楽堂に行く。佐渡では能楽鑑賞の旅をする。こう書くと毎日遊んで暮らしているようだが、合間には仕事をしている。
会社員時代と変わったことは、何でもやってみようという強い意志を持つこと。これが経営者の辛さでもあり、愉しみでもある。好きなことをやる一方で、収支も考えている。
制限を忘れてみよう、すると見えてくるものがある。