捨てる技術は、判断力よりも体力が必要

仕事が詰まってきて、毎日、打合せに飛び回っていたら、書類や読んでない雑誌や、その他もろもろの案内状、手紙、ハガキなど紙の山ができていた。そ の一方で、晴れると暑いくらいの気候で、衣替えも完全に終了していない。仕事の合間をみて、何から手をつけたらよいのか、プランニングしてみる。

■捨てるための準備
1. 二時間単位で時間を予定表に入れる
本来は30分くらいで対応するものだが、ここまで混沌としてしまうと、二時間か適当かと。

2. 食事の後から始める
朝食後の9時から11時、あるいは、昼食後の13時から15時、おやつを食べて、15時から17時というのもよい。いずれも明るいうちに済ませよう。

3. ゴミ袋は三つ用意する
1)ひとつは完全に捨てるもの、燃えるゴミ。
紙のゴミは資源ゴミに出すが、個人情報が入っているものは切断して燃えるゴミにする。
2)  今はいらないが、今後半年のうちに使うかもしれないもの。
要確認と紙を貼ったゴミ袋にいれる。半年後、一度も使わず、忘れているはず。そのまま燃えるゴミになる。
3) 自分はいらないが、欲しい人がいるかもしれないもの。
紙袋に入れ、バザーや、友人、フリマなどに出そう。そんな時間のない人は潔くすてるのだが、一月後とする。この間、欲しい人が出たらあげよう。

4. 自分の癖を把握する
1)新製品が出ると、次々に買いたくなる人は、1つ買ったら、1つ捨てる。モノを持たないことがいちばんの贅沢と覚える
2)  整理整頓が苦手なら、日付順にファイルするだけで簡単に片付く
3)  使ったら元に戻せない人は、身近にあるものを5割カットする。モノが溢れている状態を作らない。特に本棚にはゆとりを作る。
4)  毎週一回、二時間程度を書類、手紙などの整理に当てる。忙しいときはこの間来たものは特定の引き出しに入れ、保管しておく
5)  コンサート、芝居、映画などではプログラムを買わない。これが家に帰って来て行き先未定で困る
■捨てる技術
1)  領収書、請求書、案内状などは日付ごとにファイルし、それ以外のモノ、つまりオリジナルは誰かが持っているモノは全部捨てる。
2)   今年、着なかった洋服は人にあげるか、捨てるかを判断する
もし、取っておきたいものがあれば、1/3以下にすること。海外旅行先で捨てるものは別の袋に入れて保管。
3)   片付けをしていると、副産物的に何か見つかることがあるが、これも必ず、捨てられないかと判断すること。なくても困らなかったものなのだから。
4)  ある種の潔さが必要。困ったら、新しく買えばよいと、思う気持ちも大切。モノはどんどん増えていくのだから、捨てていかなければパンクしてしまう
5)   身の回りがきれいになったら、PCのファイル整理も続けて行なう。バックアップを取ったらどんどん消してしまおう。こちらは夜にやってもよい。
6)  体力を使う作業なので、音楽は役立つ。自分のお掃除のテーマ曲を決めておくと楽しい。
7)   いらないものを捨てるだけで、探し物をする時間が短縮され、時間が有効に使えるはず。そういう楽しいことをイメージして、片付けをしよう。

 

■おまけ
片付けの途中で、すばらしいアイデアが浮かぶことがある。それをメモできるようなノートを用意しておこう。
1)  毎日のMust DO’sを書き出す。これは手書きのノートでも、PCでもどちらでもよい。要は昨日何をしたか、明日は何をするのか、一週間の日程を知っておくことである。
2)  ダブルブッキングがないかをチェックしよう。片付けが終るとパワーも増して、どんどん打合せを入れたくなる。日程調整は要注意。
3)  片付けは体力勝負なので、前日はよく眠っておくこと。二日酔いの翌日は不可。
 

 

 

 

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