昨年の春、二十何年ぶりで見つけた親友は、ミラノ出身のイタリア人。今はパリに住んでいて、お互いにメイルのやりとりや、ちょっとした小物をプレゼントしたりと、幸せに過ごしている。
ただ、一つだけ問題があって、メイルのやりとりはすべてイタリア語なのだ。もともと、イタリア語を習いはじめたのも、いつか彼女と会うことがあるのではないか、考えたから。だから、英語ではだめなのだ。
向こうは母国語だから、こちらが二三時間かかってようやく作ったメイルに五分後には、回答が来る。文章を書くのは、三年間も週二回のイタリア語クラスに通ったのに、まるで書けない。
時間がなくなると、返事がかけない。そこで、ネットの力を頼りに、その単語の活用で検索して、用例を見つけたり、また、検索結果もイタリア語だけが出るように設定したりした。
気軽に時候の挨拶や、気の効いた言い回しができないものかと、文例集の載った本も何冊が揃えてみた。どれもあまり使えない。
そこで、気が付いたのが 「excite. 翻訳」
イタリア語だけでなく、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ボルトガル語に対応している。
使い方には、コツがある。
1. 翻訳したい文章は、短くまとめる。主語、述語をはっきりいれる
2. 日本語からイタリア語にして、意味不明にならないか確認
3. イタリア人の書いたものは、同じく短く切って,伊→日 で翻訳
4. これが意味不明になったときは、伊→英 で翻訳
こちらでかなり精度が上がり、理解できるようになる
5. 英語やイタリア語の独特の言い回しがあるので、それは覚える
6. 日々の学習にも使って、日→伊 に翻訳して日記を付けることもできる
これを下訳として利用すれば、簡単にメイルの文章が書けるはず。多言語に対応しているのて、他のヨーロッパ語族圏内では共通して使えるはずだ。