マーケティング・センスの磨き方 その2

前回、マーケティングの基本に説明した。第2回目は、もう少し掘り下げて行きたい。弊社では、マーケティング・セミナを開催しているが、まず最初にこれを説明する。

 

1. 優れたマーケッターになるには

(1)マーケティングの発想と原理を正しく理解する
(2)問題解決のため、包括的かつ実践的な対処法を身につける
(3)効果的なマーケティング意思決定を行なうための最新ツールと手法についての知識と理解を得る

2. マーケティングを学ぶことにより、社会に貢献することができる

マーケティングは「市場」と「行動」に影響を及ぼす有効で理にかなった技法であり、それが適切に用いられれば、社会に多いに役立つものになる。
なぜなら、マーケティングの大前提は、「顧客のニーズと欲求にこたえること」だからである。

 

マーケティングは、ある意味で心理学であり、統計学である、また、コミュニケーションの一種でもある。マーケティング・センスのある人は、当然のことながら、異性・同性から注目される。

それでは、もう少し具体的に説明してみよう。

 

(1)マーケティングの発想と原理を正しく理解する

『マーケティングとは、充足されているニーズや要求を突きとめ、その重要性と潜在的な収益性を明確化し、評価し、組織がもっとも貢献できる標的市場を選択 した上で、当該市場に最適な製品、サービス、プログラムを決定し、組織の全成員の顧客志向、顧客奉仕の姿勢を求めるビジネス上の機能である』
【フィリップ・コトラーの定義】

■要約
要約すれば、顧客ニーズの把握、ターゲットとなる市場の選択、最適製品・サービスの決定による顧客志向のビジネスを意味する。

要するに、自分勝手はだめなのだ。市場の分析、お客様のニーズを調べる。相手のことを理解した上で、分析し、仮説を組み立てて実行する。何もわからないときに、むやみと先にいくのではなく、一歩留まって考える。この姿勢が大切である。

マーケティング・センスを磨くことは、日常の生活も楽しく、そして充実させることができる。

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