自分はずっと夜型人間だと思っていた。三年前のこと、夏の終わる前に5時起きを始めてみたら、これが気持ちよく仕事がはかどる。午前中に一日の大半の仕事が片付き、朝型はすてきだと思った。
二年あまり、朝型を続けたのだが、家族の時間帯が夜型のシフトし、ネットの友だちとの交流も22時以降なので、やがてなし崩しに夜型に戻ってしまった。たまには早起きすることもあるが、そのときは、午睡が必要となる。
夜型はなかなか棲息しずらい面があったが、24時間営業のスーパーやコンビニ、そして、ネット上のオンラインショップなのどのおかげで、欲しい本や洋服も変えるし、食材も調達できる。空いているレジに並ぶと時間もちょっと得した気分になる。
世の中に、絶対ということばがないように、朝型でも、夜型でも要するに自分が満足する仕事ができればいいのだ。友だちやお客様と関わるときは、そのときに応じてしなやかに対応すればいいことだから、どちらの型なのか、決めつける必要はない。
我慢することは偉いようにいわれるが、実は違う。悲しいときは心のすむまで泣く、怒りはしっかりと相手に伝える。自分の気持ちをうまく表現できないと、内部に不満が溜まっていく。これがいちばんまずいこと。
いつも明るく、楽しく、元気の良い人のまわりには、同じような人が集まってきて、さらに楽しくなるはず。それを決めるのも自分次第なのだ。