2017年祇園祭、前祭、山鉾巡行

京都に通いだして、そして、祇園祭の愉しみ方を教わってから、十年以上になる。
今では、春ごろからそわそわと日程表を作り、ホテルを予約して、何をしようかと頭を悩ます。

京都の蒸し暑さを避けるため、大阪松竹座に出かけ、また、郊外の大原詣でにも行く。体力保持のため、ホテルは鉾町にとり、疲れたら、部屋で休む。ところが今年は三連休と宵山、巡行の日がぴったりと重なって、宵山の日のホテルが取れなかった。

大船鉾のみなさまと仲良くさせていただいているので、後祭だけでもいいかと思いながら、六月になって、市内から離れた南区の一戸建ての別荘が取れた。調べるとバス一本で四条烏丸まで行ける。乗り換えなしなら、雨が降っても安心だ。

宵山の日は、四条烏丸まで市バスも夕方五時十分までの運行。急がないとバスが到着しない。六時からは歩行者天国、それまでの間、規制を避けて、くろちくでお買い物して過ごす。

巡行の日は、四条烏丸は朝七時過ぎまでは市バスは通常運行。そのあとは四条大宮どまりとなる。多少は不便だが、それなりに宵山も楽しみ、いつもは行かない南の鉾をじっくりと見ることができた。芦刈山のちかくで、いつも若狭塗りの箸を買うのだが、それもできた。IMG_4486sIMG_4487s
巡行の朝七時半ごろ、菊水鉾の前を通ったら、タペストリーをつけていた。下のふちに並ぶ鳥の方向まで決まりがあって、微調整している。こういうのをみるのも楽しみのひとつ。

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今年は雨もなく、曇り空で絶好の写真日和。長刀鉾には大勢の報道陣も訪れ、賑々しい。

毎年来ているのに、新たな発見がある。巡行が11時に終わって、混まないうちに昼食をと、三条に向かう。座って食事をすると元気になる。朝八時からずっと立ちっぱなしだったことを思い出す。

帰り道は、富小路の便利堂に立ち寄る。今年は寺町通りの其中堂で、ヘーゲル、ラ・ロシュフーコーの本を買ってしまった。京都はなにか哲学的なうごき、働きかけがあるのだ。

祭りはこれだけではない。夕方は八坂神社で、神幸祭 神輿渡御(しんこうさい みこしとぎょ)を見る。こちらは夜六時開始で、一時間前くらいから場所取りが必要。最前列でみたいので、待機している。この神事も、知り合いから教わった。それまでは、巡行が終わると早々に帰っていたのだ。

充実した一日だった。そして、祭りの神様に感謝である。

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