着物を着る楽しみ

祖母と母から譲り受けた着物を着るために、二年前から着付け教室に通っている。学生時代は、まるで関心のなかった着物も、江戸について学ぶようになり、京都の祇園祭で和装小物をみるたびに、気になっていた。

ただ、普通のお教室で、カリキュラム通りに習うのは苦手だから、どこに習いに行けばいいのか、一年くらい探したと思う。

運よく仕事場に近い、人形町で、個人レッスンのような二人で教わる教室を見つけることができた。最初は毎週、今はひと月に二回通っている。

着 物の楽しみはいろいろあると思うが、決まり事があるので、季節感の先取りができる。着物一枚に対して、帯三本ということばがあるが、帯を変えるだけで、全 体の雰囲気まで変わってしまう。最初は着物姿で町を歩くのが恥ずかしかったが、いまでは、その変身を楽しむことにしている。

ナショナルコスチュームなのに、大半のひとが憧れだけで着られないのはもったいないこと。土曜日は、本駒込まで、蔵出し品セールに出かけて、帯を大人買いしてきた。金沢と京都の旧家で手放した着物類が300着以上あり、その中から質の良いものだけを販売してくれたのだ。

着物は、実は防寒着で冬には暖かい。何枚も、絹物を重ねているのだから、寒さ知らずだ。盛夏の間は着物はお休みして、浴衣で過ごす。10月からはまた、お教室が始まり、早く、きれいにみえるような着付け法を伝授していただく。

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