国立演芸場で、落語を聞いてきました

夏に弱いはずなのに、京都の祇園祭を皮切りに、結構出かけています。特に夏の夜の落語鑑賞は最高の娯楽。同期生の主催するイベントに参加させていただきました。

今回は、東銀座でオペラビューイングのチケットを予約し、そこから都営バス [都03] 四谷駅行で、三宅坂に向かいます。築地の停留所は東劇ビルの前。少し築地側に戻ると、屋根付きの停留所があります。こちらでは、東京駅、新橋駅行きがあって便利です。三宅坂までは17分、地下鉄を乗り換え、半蔵門から歩くよりずっと楽しい。

夜の部は貸切で、18時開演ですが、最初は前座、この方は、プログラムの捲りをしたり、座布団を裏返したりと、忙しいです。続いて、二つ目。この辺りから、笑いを取るというか、面白くなってきます。落語が続くと飽きないように、曲芸や奇術などがあって、最後のオオトリが、柳亭市馬(りゅうてい いちば)。柳家小さんの弟子で、落語協会会長なんですね。

今回の出し物は『らくだ』。長屋でも鼻つまみ者のらくだというあだ名の男が、河豚に当たって死んでいるのを、兄貴分の男がみつけて、葬儀を行ってやりたい、しかし、金はない。そこに通りかかった屑屋、つかまって、いろいろと手伝いをさせられる。ケチで有名な大家からも酒と料理を出させて、こき使う。

そんな人情噺を聞かせてもらいました。最後まで聞きたかったが、屑屋が酒を勧められて、酔って人間が豹変して、今度は兄貴分を怒鳴りつけるというオチ。こういうのを見ると、独演会でたっぷりと聞きたい気になるから不思議です。

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