与那城 敬&小川里美 さすらいの詩 魂の歌に行ってきました

5/27 金曜日の昼の音楽さんぽ、第一生命ホール15周年記念公演
第5回 与那城 敬&小川里美
さすらいの詩 魂の歌 に行ってきました。
このお二人、オペラ研修所のときから知っています。実力派なので、楽しみにしていました。バリトンとソプラノの二重唱なのかと、想像していたら、歌曲を歌い上げてくれました。美しい音楽、美しい歌声。日頃、聞くことのない曲、それも抒情的な曲でした。 時空を旅するという音楽ばかり。

それほど大きくないホールにぴったりの歌声に、聞き惚れて、あっという間の二時間でした。いただいたプログラムには、歌詞の訳が載っているのですが、実際の曲の最中に字幕に乗るのは歌手のお二人の訳。思いが籠っていました。

愛の歌、過ぎ去った愛の歌、満たされぬ愛の歌、喜びの愛の歌、さまざまな愛が時間を流れていきます。終わって外に出ると、雨も上がって、素晴らしい一日を予感していました。もう一度聞きたいです。

日時 2016年5月27日(金) 11:00 開演(12:30終演予定)
会場 第一生命ホール  座席図を見る
出演 与那城敬(バリトン) 小川里美(ソプラノ) 巨瀬励起(ピアノ) 山野雄大(ご案内)
曲目 ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集《旅の歌》(与那城)
──『宝島』で有名なスティーヴンソンの詩による歌曲集。
孤独に灯される愛、星降る夜の憧れ、巡る季節にさすらう魂‥‥
暮れ空の彼方へ翼ひろげる放浪の歌。英国歌曲の絶品です!

デュパルク:戦いのある国へ(小川)
──中世のロマンスを思わせる傑作。戦場へ出た夫へ遠く想い寄せる妻の心‥‥

デュパルク:旅への誘い(小川)
──幻想の遠い国へ‥‥ボードレールの精緻な名詩を昇華した歌曲。

プーランク:歌曲集《平凡な話》(小川)
──平凡どころか非凡!詩人アポリネールの豊かな想像を見事に描く歌曲集。

◼︎アンコール
フォーレ:この世のすべての魂 Op.10-1

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