國學院大学で、「宮廷装束の着装披露」を見てきました

江戸のメイルマガジンのために、資料を集めていて、こんな記事を発見。

宮廷装束の着装披露 -武官装束と女房装束-」(霞会館衣紋道研究会主催・國學院大學神道文化学部共催)を開催いたします。

前々から行きたい思っていたイベントだった。源氏物語を読んでいて、当時の宮中ではどんな装束を着けていたのかと気になっていた。今回は、武官と女房の男女の着装ということで、二倍嬉しい。事前予約なし、先着100名という募集なので、とにかく、30分前の受付開始に間に合うように出かけた。

渋谷にあるのは知っていたが、國學院大学に入るのは初めてのことである。会場は板敷きの祭式教室。椅子も用意されていたが、着物なので座る方が心地よい。

装束を着けてもらう人は、身分の高い人なので、御方様とよばれ、前衣紋者、後衣紋者と二名が着装を手伝う。平安のお姫様たちは、自分で着ることはできなかったはず。女房たちに囲まれて傅かれて暮らしていた様子が、よくわかる。

最後に写真撮影もあったのだが、SNSやブログへの投稿はご遠慮くださいという主催者側の意向で載せられない。簡単にいうと、お雛様の装束を想像してみてください。武官は鷹の羽でできた矢を背中に背負っているし、太刀は、差しているが刀ではなく装束の一部。笏は懐紙のようなものを巻いてその中に差し込んでいる。

女房装束もお雛様のお姫様どおり。雛人形は平安の宮中の様子を正確に表現しているのだとわかった。源氏物語を読むときに情景がより、立体的にわかりそうだ。

國學院大学には博物館もあって、こちらも充実している。東京にあるのにその存在をしらなかった。

 

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