2014年の始まり

季節が移り変わるのを、空の様子を眺めながら、一年間暮らした。遠くまで出かけなくても、すばらしい空が待っている。

一年の始まりも、新しいことが詰まっているような気がする。わくわくするような何か、道の先のみえない場所に、誰かが待っている。出会いと、別れは、対になっているが、最近思うことは、別れより、出会いの素晴らしさに、生きる勇気をもらっている。

頑張るとか、辛抱とか、努力とかせずく、楽しく、好きなことをして過ごしてきた10年間。地震や災害があったが、幸いにして、ふつうに暮らしている。10年間で、失ったものと、得たものを較べてみれば、得ることの多さに驚かされる。

かつて、会社員だったときは、さまざまな規制や制限があった。効率的に人を動かし、成果を上げるためには、余分なものを切り捨てて進むしかない。芸術なんて、その対極にあって、お金がかかって、贅沢な道楽、思われていたのだ。

起業していちばんの幸運は、芸術に触れる時間が圧倒的に増えたこと。コンサートや個展など、ただそこに座っているだけで、大きな刺激をもらえる。相手が身を削るようにして、表現しているものを、こちらも受け止めるだけの心の余裕が必要、そうしないと楽しめない。

2014年は、さらにバージョンアップして、あちこちに出かけようと思う。出会うことで、自分の内面に潜んでいるものを、気づかせてもらえる。

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