荷物は少ないほど、快適な旅ができる

いくつかの偶然と、幸運が重なって、ベネチア、フィレンツェ、パリ8日間の旅をすることになった。ベネチアのカーニバルの最終二日間をみて、フィレンツェまで列車の旅。そこからさらに一時間乗って、モンティカティーニに滞在。ここには知合いがいて、ワインの講座を見学することにしている。

そして、フィレンツェからパリまでは、飛行機。バレンタインの日にパリに到着する。ここにはロンドン時代の友人のミラネーゼがいて、彼女との再会はほぼ30年ぶり。ホテルも彼女の家に近い、サンジェルマンディプレに取れた。

そして、極め付きは、オペラ・バスチーユ。日曜日に帰国するのだが、23:20発の深夜便を予約していた。調べると、この日は、オペラ、指輪のワルキューレの初日で、14時から開催される。途中、二回の休憩を挟んで五時間の大作。14時スタートだから、19時半には終わって、その足でCDGに向かえば、飛行機には十分間に合う。

パリでオペラを見るなんて、何度も出かけて初めての経験。それにワルキューレは、指輪の中でもいちばん好きな演目。ドイツ語でも気にならない。

そして、考えた。これらの旅を快適にするには、荷物は少ないほどよい。荷物が少なければ、タクシーではなく、RERに乗れる。オペラ劇場でも、手荷物として預かってもらえる。さて、何を持っていくか。ここが頭の働かせどころ。以前、ベネチアからフィレンツェまでいっしょになった日本男子は、荷物が本当に少なかった。持参した衣類は、圧縮袋で小さくして、運んでいるという。電車での旅は荷物を手元に置く方が安全。だから、大型スーツケースは、役に立たない。

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