スゴ本とは、すごい本。【わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる】という趣旨で、好きな本を持ち寄ってオススメしあう「スゴ本」オフ。
定員15名の枠に幸運にも参加でき、出かけてきました。場所は都内のお料理教室もできる、キッチン付きの長いテーブル席。今回は食がテーマということで、お薦めの本+お料理を持参するのことになっていた。毎回、この形式なのかと思ったら、初めての試みだったらしい。
主宰者のdainさんと、yasuyukiさんがステキなレポートを上げてくれたので、詳細はこちらをご覧ください。
持ち寄った料理を並べ、各自が持参した本について、食について語るという趣向は、普通のような気がしたが、違っていた。
まず、長テーブルに並べられた料理をつまんでいく。盆と正月と、クリスマスが一度に来たような気分。どれも信じられないくらい美味しいのだ。白菜を洗って、ザクザクときり、桜えびをかけて、ゴマ味ドレッシングを載せて、白菜のサラダ。他にも赤と黄のパプリカで彩りよいタイ風サラダとか、お料理屋さん顔負けのメニュー。
他にも三枚におろしたアジを昆布締めして、その場で皮をむき、叩いてなめろうにする。それにあった、日本酒も各種揃っている。細かな打合せもなく、適当に、あるいは気分に合わせて持参したものが、まるでジグソーパズルのように、ぴったりと合う。
わたしは、肉じゃがと、黒豆と、赤ワインを持参したが、それに合う飲み物やたべものが揃っていたのには驚く。17時から22時までと、贅沢な時間配分だったのに、自分のお薦めの本を紹介することができなかった人もいた。
紹介した本に出てくるバナナケーキは、別の人が焼いてあったし、本に出てくるアップルパイを持参したひとには、別の人もアップルパイを紹介していた。なぜ、こんなふうにぴったり合うのか、本当に不思議だった。
各自が持って来た本の紹介、思い入れを語り、料理にまつわるエピソードなどを披露する。遅れて現れたO氏は、別の人が用意したカジキマグロ、マグロを使って、見事な一品を作ってくれた。みんな、ビジネスパーソンで、プロの調理人はいないのに。
最後には恒例のブックシャッフルがあって、持参した本は預け、代わりに好きな本を選ぶことができる。
わたしが持参した本は、フィレンツェ旅の雑学ノート。
トスカーナ料理の紹介も載っているし、食に関する山口さんの見識がすばらしい。
次回の開催も、食事付きということに決まった。楽しみである。