スゴ本オフ忘年会、2011年のスゴ本を肴に語り合おう!に行ってきました

「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」と、日々、すごい本を追い続けているDainさんと、ネット上の最新の面白さを追求するyasuyukiさんが始めたスゴ本オフ。今回、その一年間の締めくくりとなるスゴ本オフ忘年会に行ってきました。

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場所は都内のキッチンスタジオ。お料理教室が開けるという自然光の入る広いキッチンと、食卓。今回は、係の人が、こんな使い方は初めてです。写真撮らせてもらっていいでしょうかと、尋ねたくらい。よそ目にもキラキラしたものが伝わったようです。

何しろ、才能ある人たちが凝縮されて集っているので、みなさま仕事が速い。会場でキーボードを叩いてすぐにレポートにしてしまった根岸さん、スゴ本オフのイラストを作った間宮さん。他にもお料理の達人や、トークのうまいひとなど、全員がそれぞれ個性的で、大人でした。

そんな19名が集って、持ち寄ったお料理を食べ、今年の一年を振り返る本を紹介したのですから、面白くないはずはありません。その人がどれだけ、その本に思いを寄せているのかがわかって、こちらもドキドキさせられました。

今の時代、本を読んでいる人はごくわずかのように思われていますが、ちゃんといるのですね。本にはやはり、真剣勝負で向き合わなければ、楽しめない。そして、第三者からのコメントも大切です。

最後には持ち寄った本をシャッフルして、交換するというお楽しみタイム。わたしも四冊いただいて、お腹も心も膨れて戻ってきました。

来年1月にも予定されていて、課題は戦争となっています。どんな本を紹介したらいいか、悩みますね。

今回、わたしの紹介した本。奈良少年刑務所には18歳から26歳までの受刑者がいて、そこに詩を教えに行っている寮美千子さんが編集した詩集です。短い詩なのに、心を打たれるものがいっぱい。どうしてこんなに優しい人たちが罪を犯したのか、考えさせされます。

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