いつも次善の策を考える

どこかに出かけようと、用意していて雨になったとき、あなたはどうしますか。前もって、代案を考えておけばあたふたせずにすみます。小学校の運動会、遠足など、必ず代案が用意されています。

世の中は、すべて自分の思い通りにはならないから、突然のインタラプトがはいったりして、いつも時間は足りないはず。

そんなときの次善の策は、それが最良の策であったりするのです。仕事をしていたら、納期、締切は必守しなければなりません。時間があったらできたのに、という言い訳が通用しないとき、次善の成果物を提出することになります。

ビジネスのあちこちのシーンで、こんなふうにして次善のものが飛び交い、それが洗練されてくると、もう最良のモノに見えてしまうことがあります。プロがみれば、違うとわかるのですが、お客様も満足してくれるのです。

100% の完成度でなければ、仕事をしたといえない、と考えている人もいます。けれども長い目でみて、また、継続してよい仕事をするには、100%の完成度だけ で、通すことは危険です。いつか、破綻するでしょうし、急なビジネスにも対応できません。年に何回か100%の完成度の仕事をすればいいのだと、割り切る と、仕事も愉しくなります。

ひとりではなく、プロジェクトのメンバと意思疎通しながらの仕事なら、よけい次善の策が必要になります。本当に困ったとき、解決方法を見つけることのできる人が、よいリーダーだといえるのです。
 

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