物事の引き時

何かに熱中していると、時間を忘れる、生活を忘れる、あるいは家族の存在までも忘れてしまう。食事も取らずに、夢中になっていても、たいていは、途中で気づいて、止める。どんなに仕事が捗っても、三徹をすれば、体力を消耗してしまうだろう。

そんな中で、止める人がいなくて、自由な職業をしている人は、要注意だ。うるさい上司や家族が意見を言わないと、そのまま続けてしまう。そして、やがては身体を壊すか、あるいは仕事をなくすか、という大問題になる。身近な人で、そういう例を見てきたので、怖さがわかる。

『大切なのは物事の引き時を知ること』

株をやっている人なら、売り時を知っていないと大変。持っている株が上がる時、下がる時、いつ売ったらいいのだろうか。

仕事では、どこまでのクオリティで完成させるか。時間の制約がある中で、頑張って、そしてこの辺りと見当をつけて納品する。その引き時があるのだ。

恋愛もしかり。相手の気持ちを掴めないまま、押していても嫌われる。いくら好きな人だといってもだめなときはだめ。いつ気づいて、引き返すのか、引き時を知らないと困るだろう。

大掃除の片付けをしていて、引き時はすべての物事に当てはまると思った。どこまできれいにすればいいのか。

わたしたちは、終ることのない人生という旅をしているのだから、要所要所で休みながら、前に進むしかないのだ。

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