情報を取るには、できるだけ源流に近づくのがマーケッターの基本

必要な情報を正しく収集するには、できるかぎり源泉に近づくのが、基本だ。

つまり、伝聞はだめ。人から聞いた話をそのまま書くことは危険だ。必ず裏を取るか、実際にやってみるなどして、初めて自分の情報になる。

4年程前、ビジネスブログセミナーで、「海外サイトの紹介」を何度かした。そのときは、six apart の開発者メーリングリストに参加していて、ITエンジニアではないが、マーケティング的な見地から情報を取っていた。

いつも投稿する人のサイトや、彼らが紹介するサイトは必ずチェックした。開発中に起きるトラブル、解決法、また、すぐれたサイトなどの情報をリアルタイムで受取っていた。

たとえば、ニュースサイトなどで、翻訳された日本語サイトは、便利だ。だが、そこには翻訳者のフィルターや紙面のための字数制限などがあるから、同時に原書に当ることをお薦めする。原文と翻訳版を見比べてみると、何が違うのかが見えてくる。

日本には決して紹介されることのない、ユニークな海外サイトを紹介しつづけることができたのも、こういう源泉にいたからだと思う。自分には関係ないから、そこまで専門的な知識はいらないからと、逃げていてはだめだ。

そして、情報を収集するときは、本来の場所と同時に、レストランの向側の席、地下駐車場での会話、電車の中など、閉ざされた空間にも注意を払おう。そういう場所で、本音の会話が聞けることがあるので、要注意。もちろん、あなたの会話も、収集されている怖れがある。

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