日常と、非日常の間で、時間の流れが加速する

八月になったら、急に時間の流れが加速している。twitterのせいかもしれない。日頃、疎遠だった知合いが次々と名乗りを挙げて、懐かしい思いと、昔やっていたことを振り返ると、時間の流れが顕著だ。

昨 日までの非日常が、明日からは日常になっている。会社員時代、夕方、スイミングプールでひと泳ぎして、また、夜仕事をするなんて、想像もしなかった。水の 中で、身体を沈ませ、そのまま浮いていると、昔の記憶がよみがえる。たぶん、自分の遠い先祖が、海の中で暮らしていた記憶、羊水の中で暮らしていた記憶、 そんなものが、ふわっとやってくる。

そして、水の中で過ごしていると、新しい企画が次々と浮かんでくるから、不思議。頭を使わずに手足を動かしているだけなのに、アイディアが出てくる。こういう日常の暮らしも、やがて普通になってしまうのだろう。

昔の日本人には晴れとケという、暮らしの中にアクセントがしっかりとあったが、今は、季節に関係ない食べ物も多くて、24時間営業の店もあって、きちんとした区切りなく、暮らしている。それが日常になっているひとには、たとえば、皆既日食などは、驚きだろう。

今夜も流星群が見えるということで、厚い雲が途切れるのを待っている人たちがいる。自然と向かい合って、そして、すぐに答えがでなくてもいいから、一度頭の中をからっぽにすること。そんな連休を過ごされるといいと思う。

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