パリに着いたのが2/9。翌日の2/10の夜7時半から、オペラ・バスチーユで魔笛を見てきました。時差のため、途中で眠ってしまわないように、仮眠をとり、ホテル前から出ている86番バスでバスチーユ、オペラと運転手さんに確認して乗りました。
着物でオペラという念願が叶いました。着物姿なので、二部式コートの裾よけをつけて、座席に座っても汚れないようにしました。
4年ぶりのオペラ劇場。建物は目立ちますし、わかるのですが、入ると人が大勢待っています。係員にチケット、といってもインターネットで購入したもののプリントアウトなんですが、見せると8番の入り口ね、というだけでわかりません。
夜7時半の開演ですが、中に入れるのは40分前くらい。 演目が魔笛のせいか、子ども連れも多かったです。
この演目、ウイーンの国立オペラ劇場でも、着いたその日にみたくらい。今回はドイツオペラばかりです。筋はよくわかっているので、どんな演出なのか楽しみでした。
王子役のPavol Breslikは、ハンサムな方。これはお約束ですね。今回は、色を統一して、黒と白。黒い服に黒のベールをかぶっていると死人に見えます。
背景の木々は色を変え、季節の移り変わりと物語の進行をあわせていて、最後には冬色になります。 パパケーノとパパケーナがたがいに愛し合うと季節が逆回りして、青々とした木々に鳥が舞います。これも面白かったです。
王子たちの試練の場には火もたかれ、水も降って来て、ゾロアスター教だなあと思いました。モーツアルトがこれを書いたとき、芝居小屋向けだったように、客席のあちこちで笑いをとっていました。
三人の子どもたちがすばらしい。最初はサッカー姿で現れ、場面に合わせて、衣装もなんども着替え、進行を助けるのです。背の高さが15センチくらい違いで、そのバランスも楽しかったです。
大人もこどもも楽しめるオペラですが、演奏がいまひとつ心に響きませんでした。まだ疲れがとれていないのかと思いました。いままで一番よいところでみているので、メロディと、バランスがいまひとつのような気がします。歌手のみなさまはすばらしい出来です。カーテンコールの途中で、抜け出してタクシーで戻ってきました。
運転手さん、ナビでホテル名を入れて運転していました。 日本で、ホテル名を大きく印刷したカードを持参。これをみせるとわかってよかったです。ホテルまでタクシーで15ユーロ、10分くらいでした。
Die Zauberflöte – La Flûte Enchantée
Opera in two acts (1791)
- Music
- Wolfgang Amadeus Mozart
- Libretto
- Emanuel Schikaneder
- In German
- Conductor
- Henrik Nánási
- Director
- Robert Carsen
- Tamino
- Stanislas de Barbeyrac
Pavol Breslik - Erste Dame
- Gabriela Scherer
Andreea Soare - Zweite Dame
- Annika Schlicht
- Dritte Dame
- Nadine Weissmann
- Papageno
- Michael Volle
- Papagena
- Christina Gansch
- Sarastro
- René Pape
- Monostatos
- Andreas Conrad
- Pamina
- Nadine Sierra
- Königin der Nacht
- Albina Shagimuratova
- Der Sprecher
- José Van Dam
- Erster Priester
- Sebastian Pilgrim
- Zweitter Priester
- Paul Kaufmann
- Erster Geharnischter Mann
- Martin Homrich
- Zweitter Geharnischter Mann
- Luke Stoker
- Drei Knaben
- Solistes des Aurelius Sängerknaben Calw
- Set design
- Michael Levine
- Costume design
- Petra Reinhardt
- Lighting design
- Robert Carsen
Peter Van Praet - Video
- Martin Eidenberger
- Dramaturgy
- Ian Burton
- Chorus master
- José Luis Basso
Orchestre et Chœurs de l’Opéra national de Paris
Coproduction avec le Festspielhaus, Baden-Baden
Surtitrage en français et en anglais
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With the support of AROP
Podcast
about
Mozart’s last opera is a firework display that takes the form of a tale of initiation. A prince from a far‑off land in search of a vaguely suicidal princess rubs shoulders with a giant serpent, a boastful but cowardly bird catcher, the Queen of the Night and a seemingly tenebrous High Priest imposing strange rites of passage… From this improbable mixture emerges a magical and dramatic work that can be appreciated either as a marvellous tale for children or as the most profound meditation on life and death. After an initial production for the Aix-en-Provence Festival, Robert Carsen renews his relationship with Mozart’s operatic works after a gap of twenty years. His new perspective on the work brings to life a Magic Flute that is both refined and elegant: a sober jewel in which appearances often prove misleading…