花つづりとは、白金高輪にある「クーリーズ・クリーク」で開催されていた三名の写真家の『花』の展覧会です。
もともとは2014年12月までの会期が、好評につき、次々と延長され、2015年2月21日が最終日でした。途中、展示物の入替えもあったりして、見応えのあるものばかり。最終日にお邪魔して、後期の作品をみることができました。
渋谷で用事の後、時間を気にしながら白金高輪に移動。清家さんたちの『花つづり』の最終日でした。もし、営業時間外だったら戻ってこようと、おそるおそるドアを開けると、そこには、清家正信さん、池田邦彦さん、Hiromi’sさんのお三方が揃っていました。
みなさまにご挨拶して、三階から作品をみせていただきました。池田さんからは花の写真を撮るために、生け花を習いにいったというお話もうかがえて、濃密な時間でした。普通に思う、美しい花というのではなく、妖しかったり、清げだったり、何かを訴えています。
清家さんの花の写真は、滅びる前の危うさがあって、そのぎりぎりの時間を捉えているのがすごいのです。
美は細部に至り、普通の人が気づかない、花の妖しさ、儚さがありました。本当に出会えてよかったと思いました。会場では、知合いの方ともお会いでき、同じことを考えている人がいる、とちょっとうれしかったです。みなさま、ありがとうございました。