「うたかたの日々」、特別試写会に参加しました。

先日9/29のスゴ本オフの第二部は、「うたかたの日々」ディレクターズ・カットの特別試写会でした。おとぎ話のような幸せに包まれた若いカップルが、妻の不思議な病のために、破滅していきます。夢の続きの現実を突きつけられて、繊細な心をもつ人は、苦しむのでしょう。切ないラブストーリーです。原作者、ボリス・ヴィアンの略歴をみると、主人公のコランを思い出します。持っていたものを突然失って、ひとはそれからどのように生きていけるのでしょうか。2013年の今みても、色あせない夢の世界でした。

映画は10/5から上映中。

今回の試写会、早川書房、光文社から、それぞれ映画の原作本を差し入れていただくという豪華なものでした。運よく、二冊ともいただき、両方を読み比べながら、映画の余韻のようなものを楽しみました。ぜひ、原作をお読みになることをお薦めします。

映画だと、当然ながら、パリの風景、それも裏道だったり、暮らしている人目線で、つぎつぎと現れます。これは、本の行間を読むより、強烈な印象があります。2月に出かけたパリの、あの街角だとあの風景だと思いながら、楽しんでいました。フランスの映画を久しぶりに見たように思います。大人になる前の、空想の世界、それも原作に忠実に画像で表現してくれています。原作のこの場面は、こういう表現をしているのだ、など、思い出しながら、二度楽しみました。

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