銀河英雄伝説@takarazuka

あの田中芳樹によるSF小説「銀河英雄伝説」が宝塚で舞台になるというので、楽しみに出かけた。宙組(そらぐみ)公演というのも、合いすぎる。

あの戦闘シーンをどうするのだろうと、考えていたら、大型モニターに映し出して、音と、光で表現する。物語は、皇帝もいい人過ぎるのだが、これは宝塚、きれいであればよい。宇宙版、ベルバラだと思った。男役がカッコいい、これはもう宝塚でしか表現できない公演だ。

宝塚はオリジナルよりも、どこかの原作を宝塚風にアレンジして、新しい美をつくりあげるのに、優れている。構成力が格段のうまさなのだ。

隣で観劇した女性は、涙を拭くのにタオルを用意していた。哀しい別れもあった。そして、最後には恒例のラインダンスがあって,レビューがあって、宝塚ファンの心を押さえている。二倍、楽しめるというところだろう。

スペースファンタジーにふさわしい内容だった。まだまだ物語は終わっていない。きっと、あと三回くらいは続編の公演があるだろう。それも楽しみだ。

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