マーケティングの基本は、情報収集と、相手が何を望んでいるかを知ること

最近、勧誘の電話を取ることが多い。

◇御社のサイトを拝見しましたが、SEO対策を専門にやっておりまして、
◇弊社は千葉地区のお客様向けにお得な株式のご紹介をしておりますが、
なかには、女性が社長というだけで、切ってしまう失礼な会社もある。

みんな必死なのだということはわかるが、マーケティングの基本を忘れている。売り込むためにはまず、相手の企業がどんな形態なのか、いま、何が足りないのかなど。最低限の情報を取った方がいい。

初めての企業と打合せするときは、まず、webサイトは見るが、それだけでなく、社長名や、担当役員名を検索してみる。どこかの講演会、あるいは広告ページなどで、語っていることがあれば、記録しておく。

■相手が何を望んでいるのかを知ること

マーケティングは、物やサービスを適正な価格で販売することなのだが、売りたい物ばかり前面に出して、それを受取るお客様の気持ちを忘れているような気がする。

弊社の○○は、優れた性能とコストパフォーマンスで、これができます

ではなく、

御社の○○には、このような応用ができ、このような効果があがりますといわれた方が、嬉しいのではないか。

言い換えると、売り込む先の担当者の苦労を、一時的にも肩代わりする、そういう傍に寄り添う気持ちが大切だということだ。

こんな時代だから、失敗は許されないし、みんな新しいことに飛びつくことに慎重になっている。よいことだと分かっていても、費用が発生すれば、それをどうやって回収できるかが論点になるだろう。

何かを導入することで、人件費の節約なるのか、あるいは、時間の短縮になるのか、あるいは、別の付加価値が生まれるのか。それを相手先の事情に合わせて、いっしょになって考えてあげると、よい。

 

■マーケティングの達人になるには

マーケティングの優れものと思った人がいる。

1. 情報の出し惜しみをしない
お願いすれば、プレゼンテーションの資料をフォルダーごと送ってくれる

2. 相手に合わせて、戦略を変えることができる
講演会などで、聴衆の質や経験、年齢などに合わせて、瞬時に議題を変えることができる。

3. 勉強家である
いくら経験を積んでも、新しいことを学ぶ姿勢がないと、足りない点が出てくる。学ぶことは、マッケーターの必須だ。

4. ボジティブであること
モノやサービスを売る人は、悲観的になってはいけない。これはきっとお客様が喜んでくれる、感謝してくれるという信念をもって進めばいい。

5. 予想が外れても落ち込まない
ヒットするはずのモノが売れない。長年、研究・開発費がかさんで、ブロジェクトの解散も考えられているが、それでも投げやりにならず、コツコツと頑張っていると、誰かが見ていてくれるものだ。

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