歴史とは、勝者の歴史。だから滅んだ人の検証も大切

千葉市史編纂40周年記念講座のひとつ、「小弓公方足利氏の軌跡」佐藤博信先生のお話がとても興味深いものだった。

足 利氏というと、普通は、足利尊氏から続く義満、義政が有名だが、実は、この京都公方に対して、関東足利氏があり、室町時代、鎌倉公方とよばれる存在があっ た。このうち、五代目の成氏が古河に逃げて、古河公方となり、その三代目の高基の弟、義明が、雪下殿(鶴岡八幡宮の別当) の地位から還俗して、小弓公方を名乗ることになる。この結果、京都公方は絶えてしまったのに、関東足利氏が連綿と、途中、養子を迎えながらも、その家名を 繋げていくのである。

もともと足利氏は清和源氏の流れを引いている、それが今に伝えられているのも、この小弓公方義明の功績なのだというお話だった。

歴史を学ぶ面白さは、いろいろあると思う。たとえば、たとえば、滅んだ人物は、資料を残していない。その知られていない人物の埋没した資料探し出し、それを検証し、復活させていく。

ちょうど、今取りかかっているものが、まさにこの滅んだ人。歴史は、その人が生きていた時代だけを見つめるのではなく、前後100年くらいの長いスパンで考えるといいと言われた。研究者のお話は、参考になるし、説得力が違う。

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